アイデアを具体的に描き出そう!

STEP2の作業

①アイデアをストーリーに落とし込む
 アイデアを具体的に描きだします。
 → ストーリーシート

②アイデアの内容を分析する
 アイデアの提供する機能の目的や価値が何かをつきつめます。 
 → アイデア分析シート


説明が不要な方は下記は読み飛ばして、次のステップへ!


アイデアを具体的に細かく書き出せ!
まずは付箋でもマインドマップに書き出すでもよいので、とにかく思い浮かんだことを絵や図解もいれてどんどん書き出してリアルなイメージをつけましょう。100%不可能な場合を除いてアイデア実施のための課題が気になっても、ここではひとまず気にせずに進めましょう。ただ、すでに市場にあるアイデアかどうかのチェックは忘れずにネットで調べましょう。仮に似たようなアイデアがあった場合、差別化できるポイントを盛り込みましょう。


アイデアをストーリーに落とし込もう!
上記で考えたアイデアについて、時系列にそって利用者の利用ストーリーを詳細に描いてください。

 → ストーリーシート


また、描いたストーリーをジャーニーマップへ落とし込んでください。文脈の流れやタイミングについてチェックに有効です。


アイデアの構成要素と、その構成要素が提供する機能を明確にしよう!

考えているアイデアを構成要素で分解して付箋に書き出してください。分解方法にルールはありませんが、アイデアがプロダクトであれば「部品」や「形」などで、アイデアがサービスであれば「プロセス・行動」や「空間」、「時間」などで分解してみてください(下図の真ん中、灰色部分)。
→ アイデア分析シート

次に、分解した各構成要素についてどのような”ファンクション”がそこにあるのかを付箋に書き出しましょう。書き方は「●●を~~する」とできるだけ簡潔に書いてください。また、どの構成要素にその”ファンクション”が付属しているのかわかるように、ABCでマークをつけておいてください(例A1,A2,A3,A4、B1,B2、C1,CS2,C3など)。

補足1:ファンクションには2重の意味が入っている。
ファンクションとは他のものに関連して変化するものを指します。効果や効能、作用、働き、機能がそれにあたります。少しややこしい説明になりますが、あるものそのものの性質を表すと同時に、関連する事物との繋がりをも表しているのがファンクションです。


アイデアを分析しよう!
各構成要素で書き出した”ファンクション”の付箋を全部使って、ロジックツリーを作る作業を行います(ファンクショナル・ダイアグラム)。
ファンクションが書かれた付箋を適当に選んで、「何のために?」と考えながら、上位概念にくる”ファンクション”を選んでいきます。もし適切な”ファンクション”がその場になければ、追加のファンクションを付箋に書き出してください。「何のために?」という問いを繰り返し、関係を線でつないでロジックツリーを完成させてだくさい。なお、この作業はけっこうな時間がかかりますが、とても大事なので頑張ってください。

補足2:ロジックツリーのチェックの仕方
上位の機能をA、下位の機能をBと考えた場合、以下の問いかけに矛盾がでなければOK。
①「もし”機能A”が必要なくなれば、”機能B”も必要なくなるか?」

②「”機能B”は”機能A”の達成に貢献しているか?」

③「もし”機能B”が機能しなければ、”機能A”は機能しないか?」

補足3:ロジックツリーに組みこめない付箋について
うまく付箋をロジックツリーに組み込めない場合、組み立てた思考の流れでは繋がらないものかもしれません。違う見方で考えたときにくっつけられないか考えてみてください。それでもダメなら、とりあえずツリーの脇においておいてください。

次のステップへ!